- 作者: 志村貴子
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2009/04/23
- メディア: コミック
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キャッチコピーだかなんだかわかりませんが、
ガールミーツガールっていう言葉がこの漫画の特徴を表している気もする。
他に百合、レズ本を読んだことがないので、どんなものかわかりませんが、
清涼飲料水飲むみたいにあっさり体の中に入ってくるから、あら不思議。
だからアニメにもなりえたのだと思うのだけど、
まぁ、サブカルくさいと言えばサブカルくさいのかも…
あらすじ、といってもなかなか難しいな、と感じた。
それが志村貴子さんの漫画の特徴なのかも。
女子校に通うレズビアンな万城目ふみちゃんと、別の女子校に通う奥平あきら(あーちゃん)の
幼なじみコンビと、周囲の楽しい仲間達の、恋愛とか、楽しい学園生活が中心。
4巻にて、新しいキャラクターが出てくるのですが、これまたいい人たちなんだ。
今連載中の放浪息子もそうだけど、志村貴子さんの漫画に出てくる人たちって羨ましい。
こんな人たちと友達になりたい、友達だったら、何かおこりそう、と思ってしまうのだ。
だからこそ、一緒にいたいがためにずっと読み進めてしまうのかもしれない。
そう、いつも志村貴子さんの漫画で何かを話そうと思うとき、困る理由がこれなんだ。
何か特別、熱いストーリーが印象に残ってるわけでも、すげぇキャラクターが印象に残ってるわけでもなくて、
読んでたら、なんか楽しくなってきて、あぁ、面白かった、次も読もうってなるんですよ。
そのなんか楽しいってのが、さっきのこんな友達がいたらな、という欲求なのかもしれない。
なぜ、志村貴子さんのキャラクターにはそんなに魅力があるのだろうと、思って考えてみたけど
ひとつは皆が皆、素直すぎるのかもしれない。
みどりちゃんは屈折してたけど(敷居の住人参考)
でもみどりちゃんもやっぱ素直な子なんだと思った。
だから亡くなった同級生の前で延々考えちゃうのだ、きっと。
青い花もやっぱりそうで、あーちゃんはふみちゃんに好きと言われて、
どうしたらいいかもわからないながらも、自分の中に生まれる感情を素直に受けとめて、
どうしたらいいか考えてる。
ふみちゃんも女の子が好きと思う気持ちを素直に受けとめて、どうしたらいいか悩んでる。
皆、なにか悩みを抱えているけど、根本的なところは素直なんだ。
で、新しく出てきた上田さんも大野も、素直でいい子そうってすぐわっちゃうので、
また次の巻でご一緒したいと思ってしまう。
そんでもって、人と喋った後、布団中でじたばたして、あーなんであんなこと言ったんだろう、
てなっちゃう志村さん自体が魅力的で、好きなんですね。(あのひととここだけのおしゃべり参考)
てか、さっきあのひととここだけのおしゃべりを読み返したら、よしながさんが志村さんの漫画に対して
確かにそうかもって思うこと言ってた。
点がぽつっぽつってある、とか時間が飛ぶとか。
うむうむ、確かに読んだ後のあの変な感じの面白さはそれかも。
ほわーっとしてるとこに置かれるんだよね、いつも。
詳しくはここだけのおしゃべりで。
てなわけで、夏までにHDDレコーダーを買わないといけなくなりましたね。
参考
- 作者: よしながふみ
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2007/10/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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