試供品に値段をつけてはいけないのではないか

今日、@neo_mxの以下の発言で少し考えたこと。
http://twitter.com/neo_mx/status/14604030391
電子書籍はいくらなら皆買うか、というもの。

それに対して私は、
好きな本なら今のままの値段でも買う、
と答えた。


確かに、今私が好んで買っている本なら、今のままの値段で買うと思う。
もちろん、いろいろなものが劣化していなければ、だけど。
でも、私が好きでもない本は今の値段で買うか?と言われると、
んー…と思ってしまった。


今でもたまに、本屋で表紙買いをすることがある。
一冊500円くらいのものから1000円くらいのものまで。
当たりのときもあるけど、はずれであることも多い。
この漫画はどんな漫画だろう、面白いのか面白くないのか、
判断してからお金を払いたい、というのはまっとうな心理だと思う。
そのための雑誌、かもしれないけれど、立ち読みは疲れるし、
全部の雑誌を毎週、毎月買うのもお金かかるのだ(我がまま)


だから、できればiTunesStoreで試聴ができるように、試読ができるとやっぱいいよなーと思ったのだけど、
だがしかし、試読のために値段を落とすことがあってはいけないと思った。
iTunesStoreは試聴できるし、1曲200円とかの値段設定も、試聴させるための値段設定ではないと思うのだけど、
私がiTunesStoreで曲を購入するとき、「試聴」感覚で買うことが多い。
おそらく、CDでは買わないであろう曲も、200円だから買う。
TVなんかで耳にして、少し気になった曲を、
ちょっと聞いてみるか、200円やし、という気持ちで買う。
AppStoreもそんな感じがする。
このアプリ、安いし、暇つぶしに買ってみるか。
安い値段設定は、そうやって、購入することに対するハードルを低くしてくれるけど、
そうやって手に入れたものに対する執着も低かったりする。


多くの人に読んでもらわないと、大きな収益は上げられないだろうけど、
だからといって、簡単に安くしちゃうと本当に価値あるものが
つけられた値段の価値にしかみれなくなって、どんどんじり貧になっていく気がしました。
試供品はあくまで試供品として、制約を設け、
本番の製品は、きっちり値段つける、みたいなね。


ちなみに経済的なバックボーンなしに書いてるので、
安い方がいいという見方もあるかもしれない。


ま、結論はいつものごとくありません。