介入するという考え方

まだ考えはまとまっていないのだけど、今日聞いた話でなるほどな、と思ったので。


人の人生は、平均して80数年、長くて110数年ほど。
その人生において、自分の作っているプロダクトがどのように関わっていくのか、
という考え方は、今までしてきていなかった。


想定する消費者は誰だろう、とか
どういう風に使うのだろう、とかはシミュレーションしたりしたのだけど、
使用者は、人生においてどのフェイズにいるのだろう、
使用者の、例えばキャリアプランに、自分のプロダクトはどう関わるのだろう、という視点ではあまり物事を考えていなかったかもしれない。
しかし、そういった、どういう人生を送るのか、であったり、
人生のうちのあるフェイズにいる人特有の悩みや、考え方というのは、
ニーズの源泉のようなものかもしれない、と思った。


例えば、一千万を超える住宅のような買物を子供がすることはめったにないだろう。
金銭的な面から言えば、30代以降、60代くらいまでではないだろうか。
さらに、その中でも、住宅を買おう、と動機を持ち始めるのはいつだろう。
例えば、子供ができたタイミングであったりするかもしれない。
そうなると、約100年の人生のうちに、住宅を売りたい人間と、買いたい人間が交わる時間は少ないかもしれない。


人生のうち、どのフェイズに関わっていくのか、
または、既存のフェイズを変革できるうるのか、
そういった視点でものごとを考えることは重要かもしれないと感じたりした。