義体と肉体の違いってなんだろうと思いました

なんとなく、手を開いたり握ったりしながら、攻殻機動隊SACで少佐が新しい義体を動かす時だったと思うんですけど、人差し指から小指に向かって、順にカタカタカタカタ、っとロボット的に手を握ったり開いたりしてたのを思い出しました。

 
で、ふと、なんでロボット的に動くんだろうと思ったのです。
多分、少佐の電脳から「手握りたい」というメッセージが電気信号として手の先まで届いた後、
実際に手の指を制御しているのは手の機構なんだろうなぁと思いました。
そう考えると、少佐は人間のようで、義体はやはり機械的動きをする、
作品の中では義体は高性能だけど、そこに何か小さな差異があったのかも、と今更思いました。
 
まぁ、攻殻機動隊はフィクションで、アニメの中でも人間以上にゴリゴリ動いていたので、
もしかしたら人間ぽい動きもできるのかもしれません。
 
そんなことを思いながら自分の手を握ったり、開いたりして、
あれ、でも僕も手を制御していないよなーと思いました。
 
脳の不思議、みたいな話で、
手を動かそうとする前に手を動かすための信号が出ている、的な話はありますが、
少なくとも僕は手を握るときに、各指の第一関節、第二関節と、すべてを制御しているとは思いません。
むしろ、僕の中の理性、みたいな人が「手を握るぞ」と思っても、
それに反して手を握らない、ということは可能ですし、
「やっぱり握ろう」と思えば握れるわけです。
 
こういったことは認識とか、そのあたりで研究し尽くされている気もしますが、
ようは、僕の頭の中の「手を握る」という意思とは別のところで、
手の動きの制御はされている気がしました。
そう考えると、僕の手の動きがただただ昔から見たことがある、人間ぽい動きというだけで、
生体機械のようなものなのかなーと思ったりしました。
 
だからどうした、ということはないのですが、
まぁ、こうして何も意味のない時間を過ごした、という次第です。