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場所の記憶って何だろう、と思いました

昔、子供の頃、家の近くに廃墟があって、
きっと幽霊か何かいるのだろうと思っていました。
 
大人になってもずっと廃墟でしたが、
僕が仕事をするようになってから、取り壊されて子供が遊ぶ空き地になりました。
 
子供が遊んでいるので、
何か明るい感じはしますが、僕の中では廃墟であった時間が長いので、
この場所には暗いイメージがあるなぁと思います。
 
そんなことを思いながら道をぶらぶら歩いて、
この道がずっと昔から道ならば、この場所は「道」としてのイメージ、記憶が定着してそうだなぁと思いました。
 
季節柄怖い話を聞いたり見たりしますが、
場所に根付くものは、そういった場所に対するイメージがそうさせるのかなぁなどと考えました。
 
しかし、場所の記憶、と考えた場合、
この場所自体は人間が存在する前から、ずっと昔から存在して、
「場所」の持つ「記憶」と考えた場合、道になったのはつい最近で、
ちょっと前まで海の底だったんだけど、なんてこともあるだろうなぁと思いました。
 
つまり、僕の思う、「ここは道として、いろいろなことがあったんだろうなぁ」とか
「ここは廃墟で、いろいろあったんだろうなぁ、何か暗い感じがするなぁ」というのは、
場所にまつわる「人」の記憶であって、結局人がいないとこの感覚は存在しないのかもなぁ、
などと思ったりした次第です。