君に届け

君に届け 1 (マーガレットコミックス (4061))

君に届け 1 (マーガレットコミックス (4061))

10月さぼってしまった月二回の漫画感想文。
久々に復活ということで、最近ハマった「君に届け」です。
アニメで見て、そっから買ってみたという、まぁ、アレなんですが。
一気に9巻まで買ってしまいましたね。
それも近所の本屋にはなぜか2巻以降置いてなくて、
ほうぼう探しまわって、「君に届け」を求めていました。


面白い。
この漫画が面白いのは爽子の魅力が8割だなぁと思います。
読んでて思ったのだけど、風早くんなんていないですよ、
ちづちゃんもいないですよ。
私もそうだったけど、クラスで浮いてるってか、友達いない派やったんです。
で、だからこそ思うのだけど、風早くんみたいな子はいないんです。
漫画の中でもあるけど、爽子が「浮いてる子」だから特別扱い、じゃない。
爽子になんで友達ができて、漫画のヒロインたりえたかったって、
爽子がええ子やからなんです、きっと。
そんで、爽子がなんでええ子なんかって、たぶん自分の意見をちゃんと言ってるとこなんです。
自分がそうだったから、とも思うんだけど、浮いてる人って、
自分の意見をしっかり表示する人って少ないイメージがある。
そこが違和感でもあるのだけど、
でも、自分の机が汚いって言われても、汚くないよ、って言える。
それも、自分のためじゃない、相手のためってのがよいのかも。
で、それで友達できて、彼氏もできるかもしれないっていう。
進研ゼミより、自分で自分の気持ちを伝えることがサクセスストーリーの一歩なんだなーと。


なので、風早みたいな人が現れることに期待しちゃいけないな、って思った次第です。


後、なんかいろいろ細かいとこほっていくなーていうのも好きな気がします。
例えば、恋愛においてすれ違いってのはあるかもやけど、
それが結構王道ではない気がする。
爽子が今まで一人であったがゆえに、人に対して自信がない感じ、
そこを掘り下げて恋愛でのすれ違いを生むとことか、
掘り下げられると、あ、そういう感情あったな、って思うのに、
なかなか気づけないところを描いてるのがスゴイよいと思いました。
なので、「鈍さに慣れるな」という言葉結構好き。

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