欲する話

欲、というとマイナスのイメージがつきまとうイメージがあります。
例えば「欲にまみれる」と書くと何か怠惰な、そこに陥ってはいけないイメージがあります。
 
しかし欲する事自体は善悪がないものだと思います。
疲労が蓄積し心身ともに不調になった時に、「休みたい」と欲する事は自然だと思います。
お腹が空いた時、「食べたい」と欲する事、夜に「眠りたい」と欲する事、それらは自然な事だと思います。
「欲」がいき過ぎ、まさに「欲にまみれる」状態になった時、「欲」が悪さをし始めるのだと思います。
 
ただ「欲」に関するプラスとマイナスの境目はよくわかりません。
誰も教えてくれないし、誰もわからないと思います。なぜなら自分の中の「欲」は自分でもその正体を見極められないからです。
だからこそ「欲」に関して失敗してしまうのかな、と思います。
 
しかし、欲する事を忌避しないようにしたいとも思います。
欲するが故に行動できる事があるからです。欲する事が自分を形作る事もあると思います。
結局のところ、結論は出ませんが、「欲する」という事に真摯に向き合って、正しく欲していきたい、と思いました。
終わり。