プロダクトデザインの弊害

auに新しいブランドができましたね。
http://www.gizmodo.jp/2009/04/kddiiida.html
auはdesign projectのときも思ったのだけど、
欲しいとは思わない。
確かに、デザインだとか、アートという観点から見ると
興味深いし、携帯としての機能を満たしていないかというと、そうでもないと思う。
普通に電話はできるだろうし、メールだって送れるし、
ネットもできるし、カメラもそこそこの画質でとれるだろうし、
皆の大好きな絵文字も入力できちゃうはずだ。
ではなぜ欲しくないか?
簡単にいうとデザインが主張しすぎな気がする。
個人的に機能美と造形美が1対1の割合で感じられるものでなければ
プロダクトデザインとして優れていないと感じる。
今回のauのiidaのコンセプトデザインは造形美が機能美の10倍くらい重視されてる極端な例だと感じた。
まぁ、コンセプトデザインってそういうもんだよ、と言われればそれまでなんだけど。
でも、この携帯持ってたらあからさまじゃないですか。
きっと人に会う度に、デコってもないのに「なにその携帯?」という意味のない会話をしなくちゃいけない。
ちょっと話がそれたけど、今回のデザインをした人も、きっといろんな意味を含めてデザインをしているとは思うのだけど、
日常使用される携帯電話として持つべき機能美をもうちょっと出して欲しかったなぁ。と思ったり。
携帯って日常品なわけで、例えばトイレットペーパーにきれいな絵が描かれていたとして、
それはトイレットペーパーとしての機能を損なってはいないけれど、不釣り合いでたいして欲しいとは思わない、感じ。
完全に個人的な好みですが。


何が言いたいかと言うと、まだまだ機種変する気にならないなぁというお話。